中学2年生が奈良・京都国内研修に行ってきました。
2月14日~16日まで22期生が2年生のまとめの行事となる国内研修に行ってきました。まだ夜が明けぬ6時前に学校に集合し、全員の健康を確認して奈良へ出発しました。車内では学習係が見所をガイドし、計画しておいたレクレーションを楽しみました。お昼に奈良に到着した後はクラス別行動となり、東大寺・春日大社・法隆寺などを見学して回りました。興福寺では阿修羅像の3つの顔をじっくり見比べたり、東大寺では様々な角度から何度も大仏を見上げている生徒達の姿がありました。実物を見たときに、資料集やインターネットでは得ることのできない感動を得られたのではないかと思います。
2日目は班ごとに京都市内を回りました。生徒達は早めに支度を済ませて元気に宿舎を出発していきました。お昼前にチェックポイントである北野天満宮で待機していると、続々と班ごとに生徒達が集まってきました。午前中は予定通りに行動できた班がほとんどで、組紐体験や西陣織体験をしてきた生徒たちは、完成したばかりの作品を嬉しそうに見せてくれました。北野天満宮は学問の神様である菅原道真公が祀られているので、チェックを受けた生徒達はお参りをし、お守りを買っていました。梅で有名な北野天満宮ですが、ちらほら咲き始めている程度で、見頃はまだ先といった感じでした。
夕方には無事に宿舎に戻り、1日の報告をしてくれました。バス停が見つからなかったり、道に迷ったり、いろいろな苦労があったようです。トラブルがあったときには班員で協力し、予定を変更するなど臨機応変に対応したようでした。
その後生徒達はバスで河村能舞台に向かい、能楽おもしろ講座を受けました。「高砂」を全員で歌ったり、代表生徒が大鼓(おおづつみ)をたたかせていただいたりしました。河村先生からは、「日本文化についてよく勉強し、コミュニケーション力をつけて欲しい」というお話をいただきました。
3日目は朝食後すぐに徒歩で清水寺へ向かいました。朝の澄んだ空気の中歩くのは気持ちの良いものでした。時間が早いため清水寺は観光客もまばらで、ゆっくりと見て回ることができました。ただ、本堂が工事中で、清水の舞台がシートに覆われていたことは少し残念でした。
清水寺の後は三十三間堂、東寺を見学し、帰途につきました。今回の研修は天候に恵まれ、大きく体調を崩した生徒もおらず、無事に終えることができました。生徒達は研修を通して学年テーマに掲げた自主性・協調性の大切さを改めて感じることができたのではないかと思います。保護者の皆様には早朝に生徒を学校まで送っていただくなど、様々な面でご協力いただきまして誠にありがとうございました。