サミットアカデミーエレメンタリースクール佐久・佐久長聖中学・高等学校

海外大学合格体験記

継続力

Butler Community College
眞鍋采希子さん
(2022年度卒業生 Ⅰ類文系)

私が海外進学を希望したきっかけは、中学3年生のとき、佐久長聖高校女子サッカー部に練習参加と、学校訪問をしたことです。その時に、女子サッカー部の監督に卒業後の進路として、アメリカ大学進学があるということを聞きました。アメリカは大学スポーツが大きなビジネスとして成り立っていて、実力が認められた選手には奨学金がかけられること、更に文武両道で勉強と部活の両立が求められることを聞き、私はアメリカの大学に行きたいと思いました。

女子サッカー世界一の国アメリカでレベルの高いサッカーをしながら、英語で授業を受け、更に日本では出会うことのできない人や経験できないことを経験することで、サッカー選手としても人間としても成長できると思います。

海外進学をするためには、TOEFL という英語の試験を受け大学の指定する点数を取らないといけません。高校在学中は、部活、学校の勉強に加え、TOEFLの勉強をするために火曜日から金曜日の朝5時半から1時間TOEFL対策のオンライン授業を受けていました。また、練習の移動時間や、授業の休み時間などを利用し英語を勉強しました。

現在は、8月から始まる学校生活に向けて、準備をしています。

将来は海外で活躍するプロサッカー選手になりたいです。そして、サッカーを引退した後もグローバルに活躍できる人材になりたいです。

そのために、コミュニティーカレッジでサッカーと勉強に励み、高いレベルの四年制大学に編入できるように頑張ります。

感謝を忘れずに

Merced College
飯嶋琉心さん
(2022年度卒業生 一貫文系)

私が海外留学を志したのは高校入学時です。一年生の頃から留学の機会があるたびに挑戦しましたがコロナウイルスの影響でどれも実現できませんでした。しかし、国境を超えて海外に住み、英語を目的ではなく手段として使い学問を学ぶ経験をすることを諦められず海外大学への進学を決めました。TOEFLのスコアを取るためにALTの先生方に毎日のようにお世話になりました。スピーキングをメインに毎日英日記の添削もしてくださいました。元々大学を明確に決めておらず、どの大学も選択肢に入れられるようにすることを目指していたこともあって、TOEFLの基準は余裕をもってクリアすることができ、対策して頂いたスピーキングで一番得点を得ることが出来ました。また、私の両親は元々海外留学に賛成ではなかったので一年ほどかけて説得もしました。心配をしたうえで最終的に私の意志を尊重してくれたことに感謝しています。先生方も応援してくれ、本当に良い環境で過ごせた高校生活でした。私の周りに海外進学している人がいないことで沢山不安も感じましたが、挑戦したい私の考えを肯定してくれた友達の存在もあって、覚悟を決めて周りの方々に自分の意志を示すことが出来ました。本当に周りの方々に支えられて渡米出来ていることに感謝しています。

私は大学でビジネスを専攻する予定です。周りを取り巻く全てが英語の世界で、成績を収めていくことはとても大変なことだと分かっていますが、サポートしてくれている周りの方々に恩を返せるよう私が出来ることは全力で取り組みたいと思います。私には将来の明確な夢はまだありません。だからこそアメリカの専攻をすぐ決めない制度が適しており、将来何かなりたいもの、やりたいことが出来たときになれるよう、今できる最大限のことを全てしておきたいと思っています。

私は決して勉強が元々出来る訳ではありません。しかし努力した分だけ自分に返ってくることを中高の六年間で学びました。自分自身の経験を信じて大学でも努力し続けたいと思います。

チャンスを握る

Muskingum University
宮下 悠日さん
(2021年度卒業生 一貫理系)

私が留学に興味を持ったのは母の言葉がきっかけです。高校二年生の夏、大学についてと将来何をしたいのかについて母と話す機会がありました。その時私は母に獣医師に興味があるが明確には決まっていないことを伝えました。獣医師になることは小学生からの夢でしたが、高校一年生の夏に犬・猫アレルギーがあることが発覚したためその夢をあきらめざるを得ませんでした。獣医師以外に興味がなく将来や大学について考えることができなかった私に対し、母はこう言いました。「アメリカの大学なら学部を変更できる。」と。その言葉がきっかけでアメリカへ留学することに興味を持ちました。その後、アメリカの大学に進学すれば興味ある分野を何度も選ぶことができ、仮に選択して分野が自分に合わなかったとしても変更することができるため自分が本当にしたいことや興味があるものを見つけられるきっかけになるのではないかと思い留学を決断しました。

しかし、アメリカの大学に入学するには高校三年間の成績が良いことと、ある程度の英語力があることが条件だったため学校の先生方に協力して頂きました。ネイティブの先生には、週に一回のペースで放課後に一時間程スピーキングや単語クイズを出して頂き、授業で分からないことや少しでも不安なことがあり質問したい時は担当の先生方が休み時間や放課後などに時間を作って、私が分かるまで教えてくれました。そのおかげで成績が向上していき英語力も徐々に上がり無事全志望校に合格することができました。

合格後も動物に興味があることは変わらず、大学では動物学を選択する予定です。日本からアメリカへ行くことは大きな一歩であり辛いことも沢山あると思いますが、アメリカでの大学生活は刺激的で確実に自分にとっていい経験になると思います。これから四年間を通していろいろなことを学び沢山チャレンジをしていき全力で楽しもうと思います。

自分のための人生

Merced College
奥玉 雄大さん
(2021年度卒業生 Ⅱ類文系)

小さい頃から外国人、文化に憧れがありプロ野球よりもメジャーリーグをワクワクしながら見ていました。なので、いつかアメリカに行って野球をすると心に決めていました。

中学校からアメリカに行って野球をしたいと思っていましたが、中学は地元でプレーをしました。そして高校選びの際に、ご縁があって佐久長聖に進学することを決めました。

高校3年生になり、部活を引退し、進路を考えるとなったときになかなか決まりませんでした。野球部の監督に本当に行きたいところを考えてこい。と言われたので自分に問い、後悔しない選択をしたいと思い、小さい頃から憧れていたアメリカに行くことを決めました。そこで、反対などをせずにすぐに応援してくれた両親、野球部監督、担任の先生には感謝しかありません。

行きたい進学先が決まり、ぶつかった壁はやはり英語でした。私は、英検二級を取ることを最優先に英語科の先生、ALTの先生に協力をしていただきながら英語の勉強に取り組みました。試験の日まで毎日教えていただきながら勉強しました。覚える単語の多さ、文法にとても苦戦しました。しかし、自分で決めた選択なので、楽しんでワクワクしながら勉強することができました。結果的に、先生方の支え、指導のおかげで無事合格することができました。本当にありがとうございました。

これからの目標はマーセドカレッジから四年生の大学に編入する際に、野球、勉学で奨学金をもらいDivision 1の大学に入り、活躍することです。この先、今まで以上に頑張らなければいけないときが来ると思います。しかし、自分に立ちはだかる壁というものを楽しみながら乗り越えていきたいです。

誰のためでもなく自分のために最大限に楽しめる選択をして、自分の人生を歩んでいきたいと思います。

先生方に支えられました

University of Edinburgh
鈴木 彩貴さん
(2020年度卒業生 Ⅱ類文系)

私は中学生の時にISAK(インターナショナルスクール)のサマースクールに参加しました。そのキャンプで20か国を超える国々から集まった同年代の仲間と過ごす経験をしたことで、英語を話すことに強い憧れを持つようになりました。高校2年生の時には、実践的な英語力の習得を目的にカナダに長期留学をしました。留学前からALTの先生方と気さくにコミュニケーションをとれるプライベートレッスンを利用し、渡航まで英語力向上を図りました。新型コロナの影響で留学期間が若干短くなってしまい、自分の英語力、特にスピーキング力に不安があったため、帰国後も放課後のプライベートレッスンに参加していました。

カナダ留学中から海外大学への進学も視野に入れており、自分でも情報を集めていました。初めて海外大学進学の話を相談させていただいた際、佐久長聖高校には留学に関するカウンセリングを受けられるシステムがあることを知り、それを利用することで本格的に海外大学進学を意識し始めました。秋までは日本の大学の総合選抜型入試に向けて準備を進めて受験をしました。しかし、留学中に様々なバックグラウンドを持った人々と価値観や考えを共有した経験から国際関係学に関心を持っていたので、国内の入試がひと段落つくと、この分野の最先端の教育が受けられるイギリスのカレッジの受験も決めました。

どちらも合格することができたのですが、国内の大学も大変魅力的で最終的な進路選択に悩みました。最終的には先生方に背中を押してもらい、自分にとってよりチャレンジとなるイギリスへの進学を決断しました。卒業寸前まで担任の先生やグローバル担当の先生方には熱心に進路相談にのっていただき、本当に感謝しています。大学進学後は大学院まで進み、将来的にはJICA等の団体で、それまで培った知識を用いて開発途上国を教育の面から援助していきたいと考えています。

本物の努力をする

Navarro College
佐瀬 実さん
(2020年度卒業生 Ⅱ類文系)

私は現在、アメリカの大学へ進学してアメリカのサッカーに挑戦するためサッカーと勉強を頑張っています。

もともと海外のドラマや映画、音楽が好きだった私ですが、中学2年生の時サッカードイツ遠征に参加したことがきっかけで、将来の海外留学を視野に入れていました。進学先の高校について調べていたところ、佐久長聖高校が海外進学に力を入れており、女子サッカー部はアメリカ遠征とアメリカの大学のセレクションがあると知り,佐久長聖高校へ入学しました。実際にセレクションでは素晴らしいコーチに出会い声をかけていただき、アメリカ遠征では貴重な経験をさせていただき、アメリカでの生活やサッカーのイメージができました。

これらを踏まえた上でアメリカの進学を実現するために、私にとってとても大きな壁が英語でした。私の行きたい大学はTOEFLで指定の点数を取らなければいけません。アメリカは日本と比べて文武両道を徹底していて、スポーツが強い大学ほど学力も高いので自分が高いレベルでスポーツをするには英語の勉強は絶対条件です。朝5時半から1時間オンラインで授業を受け、学校の選択授業ではTOEFL対策コースとしてネイティブの先生と授業をするなど、英語力向上を図りました。その中で結果が出ないことや、怪我もあり悩むこともありましたが、周りの人のサポートもあり頑張れました。

卒業式の日、担任の先生が「才能で乗り越えられない壁にぶち当たって人は本物の努力をする。」と話されました。自分にとっては英語がまさに才能では乗り越えられない壁でした。だからこそ、今私は本物の努力をしなければならないし、逆にその努力をすれば新しい自分に出会えると思っています。現在、コロナ禍で多くの人が悩みを抱えていますが、今までの当たり前がそうでなくなっているからこそ、新しい自分に出会えるチャンスです。海外に行くことが全てではなく、大切なのはなりたい自分に近づくために努力することだと思うので、皆さんも自分の限界をチャンスととらえて頑張ってほしいです。

海外でしか学べないことがある

The University of
Edinburgh
申 文景さん
(2019年度卒業生 一貫理系)

海外留学を意識し始めたのは、中学3年の頃。それから海外への進学について沢山調べ、自分に留学は必要なのか問い続けた結果、英国への留学を目指すことにしました。日本の大学で学びたいことがなかったからです。最終的にEdinburgh大学を第1志望に決めたのは高3の初めの頃ですが、理由としてまず講義内容の多様性が挙げられます。動物学や昆虫学、生態学を選択することで、植物自身だけでなくそれらと環境の相互作用も考えながら独自の機能や進化を学んでいくということが自分のやりたいことだと確信しました。次に、植物の新種発見や保護活動において世界を牽引する植物園と提携していることです。一般の人でも高い見識を持つ研究者の話を聞く機会が多く提供されていることにも魅力を感じました。最後に、卓越した語学力を取得するためです。植物の研究や保護に携わる上で世界中の研究者と国際機関との繋がりを確立させるには英語で植物学を学んだ経験が大いに役立つと思いました。

さて、高校へ進学するとIELTSに向けて勉強を始めました。独学での上達は難しいSpeakingやWritingでは英語の先生方に大変お世話になり、また毎日の授業での英文記事の読解が大いに役立ちました。目標スコアを獲得した後、高3で良い成績を取るために学校の勉強に集中し、高3の秋になると志望動機書とEdinburgh大学独自の入学試験、そして奨学金の応募の準備に明け暮れました。これらが順調に進み、全てにおいて良い結果が出せたのは、寮生活で計画し勉強する習慣が身についたことと、全力でサポートしながらも私の思うように勉強させてくれたこの学校の環境のおかげです。

卒業後の進路は大きく2つ考えています。まず、研究をすすめたい気持ちが強くなれば大学院へ進学したいです。或いは、現地の植物園または国際機関に入り植物研究や保護活動に尽力したいです。そして経験を積み、専門的人材として日本が抱える多くの問題にも貢献したいです。

挑戦することの大切さ

Merced College
原田 隆聖さん
(2019年度卒業生 Ⅱ類文系)

私が留学を決意したのは高3の時でした。昔から海外に対して憧れはありましたが、今思えばそれは抽象的なものでした。そしてそれを決意したとき私の生活は、一気に変わった気がします。実際私は、高1と高2のときに何か特別な努力をしてきたわけではないですが、高3の1年間は、自分の力になる事には何にでも挑戦しようと決めました。

佐久長聖高校は留学を考えている生徒にとってとても有意義な高校だと思います。放課後に開催されているプライベートレッスンでは、英語力を向上させるために集まった生徒たちが、ALTの先生方と日々勉強に励んでいます。私も志望校の入学に必要な条件をクリアする為に、時間があれば毎日参加するようにしていました。また、私は高校3年間を通し、2度海外研修に参加しました。そしてこの2度の経験が留学への後押しになったと思います。それまで私は、留学する事に対して少し不安を抱えていましたが、研修のうちの1つである文科省が開催するプロジェクトで経験した事や、海外で活躍する人たちの話を聞いて、留学としっかり向き合えた気がします。

私が留学する1番の理由は、心理学を本場のアメリカで学びたいと考えたからです。もちろん日本でも心理学は学べますが、それよりもさらに質の高いものを手に入れることが出来るのであれば、それを選ばない選択肢はないと考えました。これは、他の分野でも言える事だと思います。日本だけに限らず、もっと広い視野を持つことが出来れば選択肢はもっと広がると思います。また、日本の大学は、学部を一度決めてしまえば後から変えることは出来ませんが、アメリカの大学は、後からでも専攻を変える事ができるので、将来やりたいことが明確に決まっていない人にもアメリカの大学に入学するのは良い選択肢だと思います。

4年間の大学生活はきっと辛いものになりますが、いろいろな人の思いや考えにふれて心身共に成長したいです。

自分のビジョンを持つ大切さ

The University of
Sheffield
(シェフィールド大学)
成澤 侑南さん
(2018年度卒業生 一貫文系)

小さい頃から留学に興味があり、日本の大学へ進学し、その在学中に留学ができたらと考えていました。しかし、佐久長聖高校に海外の提携校があることを高2の秋に知り、そこから高校卒業後すぐに海外の大学に進学することを考え始めました。そこで、日本の大学のことを調べたり、将来やりたいことなどを明確にしたりし、どちらに進むのが良いのか家族と話し合いを重ねました。

私は将来、ビジネスをやりたいと漠然と考えていましたが、海外を選んだ理由が2つあります。1つ目は、ただビジネスとは何かを学ぶだけでなく、今の日本の現状を日本の外に出て客観的に見てみようと思ったからです。日本のビジネスの長所短所を知り、海外のビジネスの長所を日本に取り入れたらよいのではないかと考えました。また、国を跨いで活躍するビジネスパーソンになりたいとの思いもありました。2つ目は、自分に自信を持つためです。高校時代の私は、自分に自信がなく人に流されてばかりでした。そこで、海外へ行き日本人がいない環境の下で勉学に励み、困難を乗り越え、成長した新たな自分になりたいと思いました。

海外の大学へ入学するためには、IELTSで一定のスコアを取らなければならず、佐久長聖高校のALTの先生にはspeaking対策をしていただき、大変お世話になりました。自宅研修中も毎日学校へ通い自習をしました。おかげで試験はListening、Reading、Writing、Speakingのすべての分野を一発でクリアすることができました。そのことで少しですが留学することへの自信がつき、ますます夢も膨らみました。これから新たな挑戦が始まりますが、一番応援してくれている家族に感謝をし、すてきなビジネスパーソンになれるように努力していきます。