サミットアカデミーエレメンタリースクール佐久・佐久長聖中学・高等学校

佐久長聖ニュース

順天堂大学特任教授 天野篤先生ご講演

8月25日、2012年に上皇陛下の冠動脈バイパス手術を執刀されたことで有名な天野篤先生をお迎えし、ご講演をいただきました。天野先生は、現在は順天堂大学医学部附属順天堂医院特任教授を務め、日々多くの手術にも携わっておられ、ご多忙の中、本校にご来校いただきました。
講演のタイトルは”大学で学ぶとは? 医学を志す覚悟とは? 前向きな人生とは?”。 中学・高校で学習することは大学でこそ活用されること、また、世の中の発展やスポーツとも結びつくこと等をお教えいただきました。医学部を志す生徒に向けては、医学部を選択するということは奉仕と犠牲の精神がなければならないという心構えを示されました。また、生徒全体に対しては、“A sound mind in a sound body”の重要性や、目の前の課題にその場で着手することが大前提であることをお話しいただきました。「やればできると考えているときはやれないときである」というフレーズが痛烈に印象に残りました。最後に「どんな仕事に就いても決断の時はある。自分を俯瞰し、エビデンスをもって解決していってほしい。その上で、両親や家族、いろいろな人に感謝できる人になってほしい。」とお話になりました。
講演の後には、先生が医師を志した時期や、医師として生きる上でのワークライフバランス等、活発な質疑応答が行われました。生徒からは「困難なことと『闘う』のでなく『握手』できる、受け入れられる人になりたい」、「医学部志望ではないけれど、今の勉強にも無駄なものはないんだと思えた」などの感想が聞かれました。