サミットアカデミーエレメンタリースクール佐久・佐久長聖中学・高等学校

先輩からのメッセージ

夢の実現のために

先輩からのメッセージ

佐久長聖が目標としているのは、人間力を養うことです。

私たちは人生を送っていく中で、乗り越えていかなければならないことがあります。

大学受験や就職は、そのひとつのステップでしかありません。大切なのは、夢を一つ一つかなえ、なりたい自分になること。佐久長聖で、大きく成長し、花を咲かせていきましょう。

合格体験記

目標につき進める環境に感謝

名古屋大学 工学部
機械・航空宇宙工学科
T・Iさん
(2024年度 卒業生)

私は、高校二年生の秋ごろにSLEという難病で二か月ほど入院し、学校に行けず不安な日々を送っていました。そんな私に、先生はオンラインで授業を受けてはどうかと提案してくださいました。そのおかげで退院してもそこまで遅れは取りませんでした。そこから、大学受験に向け日々勉強する私に対して、先生方は様々な形で応援してくださいました。私たちの年度では、新課程の共通テストが始まり、とても不安だったのですが、演習をする場を設けてくださったり、放課後にゼミを開いてくださったりして、ある程度不安のない状態で受けることができました。また、学校が平日は朝7時から夜7時まで、休日も朝から夕方まで開いており、まるで我が城のように学習する環境が整っていました。

友達の存在も大きかったと思います。遠方からくる人も多く、休日に一緒に勉強できない友達ともオンラインの勉強会を開いたりするなど、同じ目標を持ち、互いを励ましあえる友達がいる環境にはとても感謝しています。

私は中学高校と6年間、様々な経験を積むことができ、そのおかげで第一志望に合格することができました。佐久長聖高校では、いろいろなものが得られ、夢をかなえることができます。

周りに支えてもらった努力の一年

一橋大学 経済学部
経済学科
D・Yさん
(2024年度 卒業生)

私の受験は、応援してくれる家族、友人、先生方の協力があってこそ成功できたと強く実感しています。特に二次試験直前期には毎日先生方の添削指導を受け、合格を確実にする力を養うことができました。

問題を解く方向性など大きな事柄から減点対象になり得る細部の点まで親身になって教えてくださった先生方には感謝しかありません。また、私が受験生活で一番大切にしていたことは思考を停止させた勉強をしないということです。今自分に何が大切か、この参考書・勉強法をやっていてどんな効果が得られるか、得られないかなど自問自答を繰り返して自己満足に終わらない勉強をし、常に高い効率を維持することを心がけていました。長時間の勉強を淡々とこなすだけでは合格に近づくことは難しいのです。

目の前の教材にただがむしゃらに取り組むのではなく、自分で考え抜き、目標に向かって努力した一年間は、結果がどうであれ今後の人生の糧となるし、何より本番での自信につながります。協力してくれていた周りの人たちが自分の事かのように喜んでくれた合格発表の瞬間を思い出すと今でも胸が熱くなります。

諦めない気持ち

筑波大学 情報学群
知識情報・図書館学類
H・Uさん
(2024年度 卒業生)

私は推薦入試で筑波大学情報学群に合格しました。推薦入試では志望理由書や面接などの普段の勉強では対応できない試験が課されます。私は模範解答のない小論文の採点とビブリオバトルという独特な面接の練習を先生方にお願いしました。推薦入試はどの大学も同じような時期に行われ先生方は複数の生徒を指導しなければならないのに、毎回丁寧に指導をしてくださいました。自分一人ではできなかった対策もあったので先生方には本当に感謝しています。

また、長聖は先輩方との交流も盛んで推薦や小論文について事前に聞くことができ、入試のイメージを掴みやすかったです。そして友人の中には私と同じ時期に面接を受ける人も多く、情報交換や励まし合いをすることができて本当に支えられました。

高校に入ってからは徐々に勉強する体力がつき、3年生になってからは友人らと最終下校まで残って勉強する習慣が付きました。一緒に頑張る仲間がいることはとても心強いです。私は長聖で熱心な先生方、優しい先輩、一緒に戦う仲間に出会えました。

一人で頑張る、誰かに支えてもらう。どちらも簡単ではありません。周りの人を大切にして長聖で夢を叶えてみてください。

周りのサポートの大切さ

金沢大学 医薬保健学域
保健学類
R・Mさん
(2024年度 卒業生)

私は、学校推薦型選抜で金沢大学医薬保健学域に合格しました。私が受けたKUGS特別入試は、推薦を受ける資格を得るためにレポートを書いて大学に添削していただき、合格をもらわないと推薦を受けることができないという特殊な入試制度でした。そのため、私は3年間を通して探究活動や校外活動に力を入れて取り組んできました。本格的に受験勉強が始まっていない2年次からレポートを書き、先生に添削していただく毎日はとても大変でしたが、それによって自分の強みが増え、個人面接のためのアピールポイントを増やすことに繋がりました。

共通テスト利用型の推薦であったため、勉強と面接練習を並行して行わなければならず、どちらも中途半端になってしまい辛いときもありました。しかし、面接練習では先生方が親身になって指導してくださり、本番では緊張しつつも自信を持って受け答えをすることができました。予想外の質問に対して言葉が詰まってしまうことが多く、面接に苦手意識を抱いていた私でしたが、そんな私に対して何度も励ましの言葉をかけ、2か月近く面接練習をしてくださった先生方のおかげで無事合格することができ、本当に感謝しています。

自分を信じて合格を掴む

京都大学 文学部
人文学科
Y・Iさん
(2023年度 卒業生 一貫)

私は京都大学文学部に合格することができました。京都大学の入試問題は全て記述式であり、自力での採点・理解が困難だった上、私は塾に通っていなかったため、過去問の答案添削を5名の先生方にお願いしました。どの先生も快く引き受けてくださり、答案を書くコツなども詳しく教えてくださいました。特に、日本史の先生には高3の春から論述指導でお世話になった上、励ましの言葉も頻繁にかけてくださり、大きな力になりました。また、高1の頃は勉強習慣も全くついていませんでしたが、高2の春、友人たちの誘いで毎夜のオンライン勉強会に参加し、お陰で日々の学習習慣を確立することができました。そして、私が最後まで意識していたのは「自分への信頼」です。ピンチの時でも、過ぎてしまったことは仕方ないと割り切り、「私ならきっとできる」と気持ちを切り替えたからこそ、何とか合格できたのだと思います。

精神的に大きく成長した6年間でした

昭和大学 医学部医学科入学
N・Yさん
(2022年度 卒業生 一貫)

私が医学部に進学したいと真剣に考えるようになったのは高校二年の春でした。当時は習い事もしていて勉強時間を確保することが難しく、習い事をやめようかと悩むこともありました。しかし高校時代にしか経験できないことも大切だと思い、悩んだ末に自分が納得できるところまでは続けようと決めました。その間は、受験が近いということを意識づけるために受験までにやることを決め、入試日から遡って立てた計画に沿って勉強を進めるようにしていました。本格的に受験勉強をする期間は短くなってしまいましたが、納得できるまで習い事を続けられたことが、勉強に集中するための原動力にもなったと思います。

受験を振り返ると、勉強面はもちろんですが精神面も大きく影響することを感じました。緊張しすぎると実力を発揮できないこともあると思います。私も不安や焦りを感じることは沢山ありましたが、入試当日はとても落ち着いた精神状態で臨むことができました。不安や焦りをなるべく払拭して入試に臨むためにやり続けたことは、自分が頑張った勉強を見える化したことです。私は各教科でこれと決めた問題集に絞ってやり込むようにしていたのですが、その問題集に正解と不正解で違った印をつけるようにしていました。問題集を見ただけで何回間違えたかが分かるので、何度も解き直している問題は苦手な分野だとすぐに分かりますし、何度も繰り返し解いたことが目に見えることで自信になったと思います。受験当日もその問題集を持っていき、心が落ち着くお守りになっていました。

今受験を終えて中高6年間を振り返ると、コロナで行えなかった行事もありましたが、長聖だったからこそ経験できたことも多く、充実した6年間を過ごすことができたと思います。6年間、ありがとうございました。

大学合格に向けてアドバイス

東京大学 理科一類
T・Iさん
(2021年度 卒業生 一貫)

僕はこの度、第一志望の東京大学理科一類に合格することができました。自分のそれなりの努力とたくさんの方々の支援のおかげでなんとか合格できたわけですが、ここでは、後輩の皆さんに向けて、僕が大切だと思うことを「精神面」と「勉強面」に分けて話したいと思います。自分で納得したところだけ参考にしてみてください。

精神面で大切だと思うことは二つあります。まず一つ目は、志望校を目指す気持ちです。受験において、合格を絶対的な目標にする以上は気持ちをぶらしてはまずいと思います。二つ目は、諦めないことです。試験終了までには多くの人が弱気になってしまうときがあると思います。僕自身テストの結果で一喜一憂しましたし、本番では数学の問題がやけに難しかったりリスニングの音声が小さかったりと何度か心が折れそうになりましたが、後悔は終わってからだと思ってなんとかやりきりました。

次に、勉強面で一番大切だと思うことは、自分の勉強法を確立することです。このやり方なら成績上がる、合格できると自信をもてるやり方を見つけることが最優先だと思います。一つ例をあげるならば科目の分野をさらに細かく分けて、一つ一つ勉強して、その分野はもう間違えないというところまで持っていくことを繰り返していました。テストの点数で成果が見やすく自信につながりやすかったので自分にはこれらの方法があっていたのです。

みなさんが、「ぶれずに諦めない精神」と「自分の勉強法」を確立して、自信をもって試験会場に向かわれることを心より願っています。

寮生活が大きな励みになりました

京都大学 農学部
資源生物科学科
D・Sさん
(2021年度 卒業生 一貫)

私はこの度、京都大学農学部資源生物科学科に合格しました。支えてくださった方々、本当にありがとうございました。

私は「農業によって、飢餓の撲滅をしたい」と考えて、アフリカでのフィールドワークが盛んな京都大学を志望しました。併願はしませんでしたが、一般入試の前に行われる特色入試を利用して京都大学農学部資源生物科学科を受験しました。十月はかなりの時間を対策に費やし、先生方にも大いに協力してもらいました。結果は不合格でしたが、本気で取り組んだ分、学んだことも多かったです。

私は数学の成績が安定せず、その影響で八月の京大実戦模試ではB判定だったものの、十一月はD判定でした。このことへの不安から、十一月末までは三分の一程度の時間を数学に割いていました。特に数学Ⅲに注力し、それ以外の範囲は過去問演習の際に必要を感じたら、復習を行う程度でした。十二月は共通テストの予想問題の演習・復習を行い、二次試験の対策はできませんでした。私は十一月末までに京大の過去問を五年分演習していましたが、もっとやっておくべきだったと悔いています。

英語については、単語帳はあまり使わず、日々の授業で現れる語彙を身に付ける事を大切にしていました。普通の方法ですが、最終的には二次試験において得点源となりました。佐久長聖に伸ばしてもらったと感謝しています。

最後に、館生活について書いておきます。館の学習室には必ず誰かいました。私は意志薄弱な人間でしたが、そのような頑張れる環境が身近にあったからこそ、勉強を継続できました。私の合格は館生活に依るところが大きいです。
私はこのようにして、自分なりの「教科ごとの学習法」を確立し、「学習できる環境」を身近に作ることによって合格に近づいていくことができたと思います。

友人と先生に支えられました

北海道大学 医学部 医学科
S・Nさん
(2021年度 卒業生 一貫)

受験生としての生活を振り返って、一番良かったことは館での生活です。私は外へ運動をしに行くことが大好きで、朝早く起きることが苦手で、夜はすぐに眠たくなってしまう、あまり受験向きではない人でした。高3の途中で医学部を目指そうと思ったものの、運動したり寝たりしてばかりで、なかなか勉強が手につかない日も多くありました。そんな自分を勉強に向かわせて合格までもっていってくれたのは、間違いなく周りで頑張っている友達の存在だったと思います。日中は学校で、朝と夜は館で、それぞれの目標をもった友達が頑張っている姿を目にして自然とやる気が出てきました。また、館で生活していたおかげで登下校や勉強の合間に友達と話せたので、いつも明るい気分で過ごすことができました。

自分が本格的に受験勉強を始めたのは高3の夏休みで、その時はこのままで志望校に受かるのかが不安でしたが、そういった悩みも友達と共有できたので、安定した精神状態でいられたと思います。万全の準備をして迎えた共通テスト本番では数学で低めの点数を取ってしまいましたが、そのほかの教科でカバーすることができ、志望校判定でもいい結果がでて自信につながりました。そして2次試験でも実力を発揮して合格することができました。

最後になりますが、普段の授業はもちろん、進路相談や面接対策までも丁寧に行ってくださり、前向きなご助言をくださった長聖の先生方には感謝しかありません。本当にありがとうございました。