カナダで日本の青年から大きな刺激を受けました! カナダ語学研修④
カナダで最も温暖な気候に恵まれたビクトリアは、多くのお年寄りが暮らす町でもあります。今日は老人ホームを訪問し、カナダのお年寄りたちと交流しました。
ピアノやギターとコカリナの演奏を披露し、全員で合唱を歌いました。最初はカナダ国歌の「O Canada」。伴奏が流れ始めると起立するお年寄りたちを見て、生徒たちも改めて国歌の意味を理解できたようです。大きな声で歌うことができました。その後、今回の研修のために準備してきた「Teo Torriatte」と「群青」を歌いました。自分たちを迎えてくれたカナダの人たちに感謝の気持ちを伝えたい、そんな思いをのせて歌い、温かな拍手をいただきました。その後、生徒たちはお年寄りたちに話しかけながら折り紙で作ったコマを渡しました。短い時間でしたが、カナダの人たちとの交流の一場面となりました。
午後は小杉山浩太朗さんの講演をお聞きしました。小杉山さんはニューヨーク大学で学ぶ20歳の大学生です。グローバルな社会での諸問題の解決策を作っていきたいと考え、日本を飛び出しカナダのピアソンカレッジに進学し、現在はニューヨークで学んでいるそうです。ニューヨークでの生活を始めてからは、国連本部でのインターンや学校改革の取り組みを行う一方、地元の小学生に様々な文化のダンスを通して多様性の重要性を教えるボランティアや起業活動なども行なっているという日本の逸材です。
小杉山さんは「自分からアクティブに答えを探していく学び(learning)を大切にしよう。カナダでは今までなかったことに挑戦したり発見したりしよう。いろんな人と話し、いろんな場所に行き、自分はだれか、自分のやりたいことは何かを考え、自分だけのコンパスを作っていこう。自分が伝えたいことを見つけていこう。皆さんには状況を引っ張るリーダーに、どうやってみんなと協力してこの状況を達成できるのかを考え、みんなと一丸となって同じものを引っ張っていけるリーダーになってほしい。何もしないであきらめるのではなくそこに飛び込んでみよう。」と冷静に、でも熱く語りかけてくれました。
生徒たちは、小杉山さんのお話を、自分たちの5年後の姿を浮かべながら聞いていたことでしょう。自分がどこに向かっていくのか、これから自分のコンパスを探していってくれることでしょう。日本のリーダーになるだろう青年から貴重なお話を伺うことができました。
さて、明日・明後日の週末2日間は生徒たちもお休みです。それぞれのホストファミリーとここだからこそできる貴重な経験をしてほしいと思います。