サミットアカデミーエレメンタリースクール佐久・佐久長聖中学・高等学校

佐久長聖ニュース

本校卒業生の活躍をご紹介します

本校卒業生から、東京大学工学部卒業に際して工学部長賞(学修)を受賞したと報告をいただきました。大変おめでとうございます。今後のますますのご活躍を祈念いたします。
以下、コメントをご紹介します。

押金こよみ さん(軽井沢町出身・2019年度卒業)

   この春、東京大学工学部物理工学科を卒業しました。卒業に際し、工学部長賞(学修)を受賞することができました。

 4月からは同大学の大学院工学系研究科へ進学し、学部4年からの物性物理の研究を継続しています。具体的には、効率的な電荷輸送や発電への応用が期待される新規の整流効果を観測するための物性実験や、学部在学中に積極的に取り組んだ数値解析の経験を活かした物性物理とAIの関連性に注目した研究を行っています。物理現象やニューラルネットワークに関して新たな見識をもたらすこれらの研究は、環境問題の解決や省電力化のための技術革新に貢献します。

 女子学生かつ地方出身である私が物理学コミュニティの多様性を促す原動力となれれば、自然科学分野を志す同様の属性を持つ学生の大きな後押しとなり得ます。こうした社会貢献の一端を担えるよう、今後も精力的に研究活動に従事していこうと思います。

 「英語の佐久長聖」というくらい長聖での英語教育は充実していました。在学中に鍛えられた英語力は、研究活動の場において大いに役立っています。英語学習は中学へ入学してからでしたが、英検一級、TOEIC990点、TOEFL iBT 109点のスコアを取得できました。英字新聞を教材とした授業では良質な英文に触れ、高度な指導力、充実した学習環境の下、高い英語力を身に付けることができました。他教科においても6年間塾いらずで手厚いサポートを受けました。ご指導いただきました先生方、在学中大変お世話になりました。ありがとうございます。

 「人生の本舞台は常に将来に在り」(尾崎行雄)

父から聞いた、出身である軽井沢にゆかりのある尾崎行雄氏の言葉です。どんな苦境にあってもオプティミストでありたいと思います。 

 在学生のみなさんが努力を惜しまずに勉学に励むことで、自らの可能性を広げられるよう、応援しております。

押金こよみ(軽井沢町出身・2019年度卒業)