サミットアカデミーエレメンタリースクール佐久・佐久長聖中学・高等学校

佐久長聖ニュース

卒業生によるイギリス生活報告会を実施しました。

 卒業生の成澤侑南さんに来校してもらい、講演をしてもらいました。成澤さんは、昨年3月に本校を卒業後、昨年6月から渡英してシェフィールド大学のファンデーションコースに在籍し、英語はもちろん、ビジネスなどの基礎教養を身につけました。そして、9月からの新年度開始に向けての準備のために一時帰国をしていたため、講演を依頼したところ快く引き受けてくれました。
 講演では、イギリス留学を本格的に考えた時期、渡英するまでの準備や心構え、実際にイギリスで1年間学んでの感想を語ってくれました。印象に残ったのが、「映画やドラマで見るようなきらびやかな留学生活」とはかけ離れていて、思っていた以上に勉強が大変だったということです。また、日常生活においても、渡英して1か月は銀行の手続きなど無我夢中の日々を送ったそうです。そんな中、孤独に感じることもあったようですが、そういった際は、日本にいる家族と連絡を取って相談をしたそうです。現在は、イギリスでの生活に大変さを感じることもなく、むしろ、彼女自身はイギリスでの生活に向いていると思うようになったと語っていました。また、現在のコロナ禍について、イギリスの対応や海外から見た日本の対応などに関しても話をしてくれました。実際に、イギリスも大変な時期があり、授業はもちろんオンライン、1日1回程度の散歩での外出しかできない時期があったそうです。
 参加した生徒からは様々な質問が出されました。「留学するメリットデメリット」「留学に向いている人向いていない人」「お金はどのくらいかかるのか」「イギリス英語とアメリカ英語の違い」などなどあらゆる質問に対し丁寧に返答してもらいました。
 講演の最後に、この1年の海外での生活から得たこととして、「責任感が強くなった」という言葉がありました。渡英直後、現地に頼れる人がいない分、すべて自分の責任の下で行動しないといけなくなったことが大きかったようです。高校在学中の成澤さんを知っている教員からは、この1年間で成長した姿を見て感心する声が上がっていました。成澤さんの様子を今後もお伝えできればと思います。
 コロナ禍の中ですが、進学の1つの選択肢として海外進学に興味がある生徒はいます。本校では、そのような生徒に対して、今後も全力でサポートをしていきます。