サミットアカデミーエレメンタリースクール佐久・佐久長聖中学・高等学校

佐久長聖ニュース

芸術の秋☆落語鑑賞

10月4日(水)、佐久市のコスモホールにて芸術鑑賞会が行われました。午前中は中学生・高校1年生、午後は高校2・3年生に分かれて鑑賞しました。
まず、笑福亭べ瓶さんと蝶花楼桃花さんによる寄席解説があり、江戸落語と上方落語の違い、動作や三味線・太鼓の音による演出、出囃子について学ぶことができました。体験コーナーでは本校生徒と教員が落語の動作や太鼓による演出にチャレンジしていました。
続いて、林家楽一さんによる紙切りの披露がありました。あっという間に出来上がる躍動感のある馬、相撲取りに生徒は目を輝かせていました。楽一さんはどんなリクエストにも答えてくださり、次々出来上がる即興の作品に大きな拍手が起こりました。
次に蝶花楼桃花さんによる江戸落語「牛ほめ」が披露されました。何とか息子の与太郎に見栄を張らせたい父、父の言いつけを守ろうとするもどこかおかしな与太郎、与太郎に振り回される伯父の3役が見事に演じ分けられたコミカルな演目で、会場は終始笑いに包まれていました。
10分間休憩の後、三増れ紋さんによる江戸曲ゴマの披露がありました。江戸曲ゴマ師の伝統を受け継ぐプロが非常に希少であること、特に女性が少ないことなどの説明があり、刀や扇の上でまわる鮮やかなコマの技に、生徒たちは感嘆の声を上げていました。
そして、最後を飾ったのは笑福亭べ瓶さんです。上方落語「時うどん」が披露されました。まるで本当にその場でうどんをすすっているかのようなリアルな動き、表情、音に多くの生徒が驚いていました。この演目も多くの生徒の笑い声がホールに響いていました。
日本の伝統的な芸能に触れることができた会となりました。